内容紹介
光干渉断層映像(optical coherencetomography、OCT)は光を冠動脈内に投光し、その反射光を解析して画像化する冠動脈画像診断装置である。OCTの画像分解能は10~20μmであり、従来の血管内血管内超音波法(IVUS)の画像分解能に比し、約10倍の画像分解能を有する。一方、OCTの画像深達能はIVUSの4分の1程度(約1~2mm)しかなく、組織深層の描出に弱点がある。本特徴から、OCTは生体表層の微細な病変を描出する。Frequency Domain typeのOCT(FD-OCT)は、モノレールタイプのイメージングカテーテルをもちい、PCIガイドワイヤーに沿わせて病変部に挿入し、ガイドカテーテルから造影剤によるフラッシングにて血液を除去しながら、最大約40mm/秒のスピードで冠動脈内をスキャンすることが可能である。
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Rad Fan (10月臨時増刊号) 12巻 12号 トップへ
【DIVISION 2】循環器、末梢血管領域のIVR
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志手淳也(大阪府済生会中津病院)