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認知症ケアの倫理 第1版2刷

電子書籍販売価格(税込):
2,160

商品コード:
10462_13
著者:
箕岡真子 著
出版社:
ワールドプランニング 出版社HP
発行:
2010年
ページ数:
172ペ-ジ
ファイル容量:
145.00MB


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電子書籍閲覧対応端末
※このコンテンツは紙媒体をスキャニングして電子書籍化しております。

内容紹介

徘徊する認知症の人に抑制帯をつけて,イスに縛りつけておく…
夜間に動き回って困るからと睡眠薬で強制的に眠らせる…
食事や内服を拒否する人に生きるためと無理やり食べさせる…
危ないからと日常生活の手段である車の運転を制限する…etc.
 
認知症の人たちを『ひとりの生活者』として尊重し,共に生きていくために私たちは何を考えなければならないのか…???

目次

はしがき
『認知症ケアの倫理』の刊行によせて
第1章 『認知症ケアの倫理』とは
 1.認知症を生きるということ
 2.『認知症ケアの倫理』が目指すもの
  1)実践に基づき『認知症ケアの倫理』を創り発展させる
  2)『認知症ケアの倫理』は認知症に伴う偏見・蔑視を取り除く
  3)『認知症ケアの倫理』は超学際的・多職種協働的アプローチである
第2章 生命倫理(バイオエシックス)の基礎知識
 1.倫理的ジレンマと倫理的気づき
 2.倫理的ジレンマへのアプローチ方法
 3.倫理的ジレンマの解決策
 4.医学的事実と倫理的価値判断
 5.倫理4原則
  1)自律尊重原則
  2)善行原則
  3)無危害原則
  4)公正原則
 6.倫理4原則の対立
  1)倫理4原則の優先順位はケースごと異なる
  2)倫理4原則同士が対立する
 7.徳倫理:行為者の性格のよさ
  1)徳倫理(virtue ethics)とは
  2)“徳”の種類
 8.介護専門職と利用者(患者)との関係
  1)信認(信託)関係
  2)ビジネスモデルとの違い
  3)“徳の倫理”との関係
第3章 告 知
 1.「告知」に関する倫理的基礎知識
  1)意思能力36
  2)インフォームドコンセント
 2.『告知』することの意義
  1)「告知」をすることのメリット
  2)「告知」をすることのデメリット
 3.告知の方法
  1)心理的配慮
  2)タイミング
  3)アルツハイマー病における告知の内容
  4)だれに対して告知を実施するのか
 4.告知後の対応
  1)「告知すること」には責任が伴う
  2)告知後の心理的ケア・カウンセリング
  3)告知後のケアプランの作成
第4章 家族介護者の役割とその意義
 1.家族介護者の役割
  1)認知症ケアの実践者としての役割
  2)認知症本人の代弁者としての役割
  3)継続して家族としての愛情を注ぐ役割
  4)QOLs(=関係者全員のQOL)
  5)家族介護者の役割と意思能力の変化
 2.家族介護者の限界
  1)重労働と疲弊
  2)行動コントロール(管理)の倫理
  3)専門家と家族の違い
  4)‘本人の想い’と‘家族の想い’の違い
 3.家族介護者を支援するために
  1)施設入所の問題
  2)専門職の役割
  3)社会(政策)の役割
第5章 認知症の人のQOL
 1.QOLの概念
  1)“Life”の多義性
  2)QOLは“質的”評価をするものである
  3)QOLは主観的要素と客観的要素の両者を含む
 2.認知症の人のQOL
  1)認知症の進行に伴って主観的要素について声を上げることができなくなる
  2)QOLを構成する要素
  3)認知症の人が感じる‘よいQOL(=しあわせ)’とは
 3.QOLの主観的側面
 4.QOLの評価
 5.QOLの変化
  1)QOLは変化するものである
  2)QOLの変化に応じて医療・ケアのゴールを変える
  3)QOLを改善・維持するために
 6.QOLs(quality of lives)
 7.QWL(quality of working life)“生き生きとして労働する”
 8.認知症終末期のQOL
  1)終末期のQOL
  2)2つのQOL:「生の質」と「命の量」の道徳的違いの重要性
  3)終末期においては‘快適さ’と‘周囲との関係性(交流)’がQOLを高める
第6章 尊厳とパーソン
 1.人間の尊厳
  1)尊厳という言葉の使われ方
  2)尊厳の定義
  3)Knock down Argument
 2.人格とパーソン
  1)パーソン論
  2)パーソン論に対する反論
  3)認知症ケアにおける“パーソン”の意義
 3.尊厳を守るケアを求めて
  1)『新しい認知症ケアの倫理』は弱い立場の人々を包み込むものである
  2)必要とする人に必要なケアを
  3)認知症の人とケアスタッフとの関係がケアの質に影響する
第7章 パーソン・センタード・ケア
 1.パーソン・センタード・ケアとは
  1)まずその人ありき
  2)パーソン・センタード・ケア=個別性に配慮したケア+〔尊厳に配慮したケア(=自律と自立への支援)〕
  3)パーソン・センタード・ケアの構成要素
  4)パーソン・センタード・ケアの具体的実践
  5)尊厳に配慮したケア
 2.ケアの良し悪しは“関係性”にある
  1)Activity(アクティビティー)
  2)Behavior(行動)
  3)Capacity(能力)
  4)Decision making(自己決定)
  5)Environment(環境)
  6)Feeling(感情)
 3.認知症ケアマッピング(DCM)
  1)よい状態と悪い状態(WIB値)
  2)行動パターンのコード化(BCC)
  3)人としての価値をおとしめる行為(PD)
  4)よい出来事(PE)
  5)DCMは‘倫理的気づき’でもある
  6)DCMの客観性と主観性
  7)認知症本人一介護者の‘関係性’がケアの良し悪しを左右する
 4.共有された自己決定(自己決定の支援):ケーススタディ
  1)ケースA:意思能力がない場合
  2)ケースB:意思能力がある場合
  3)ケースC:意思能力が不十分な場合
第8章 終末期ケアについての意思決定
 1.“看取り”という言葉が指し示す意味
 2.倫理的論点のリスト
 3.延命治療と救命治療・緩和(ホスピス)ケア
  1)定義
  2)人工的水分栄養補給
  3)認知症終末期の緩和ケア;常に「快適ケア」,ときに「治療」
 4.代理判断
  1)事前指示とは
  2)代行判断
  3)最善の利益判断
  4)だれが代理判断者となるか
 5.倫理的に区別が難しい行為
  1)「治療差し控え(不作為)」と「治療中止(作為)」
  2)「標準的な医療」と「標準的でない医療」
  3)意図と予見
 6.判  例
  1)東海大学事件(横浜地裁/平成7年3月28目,殺人被告事件)
  2)クラレンス・ハーバート(55歳)裁判(米・1982)
  3)ナンシー・クルーザン(33歳)裁判(米・1990)
  4)その他の終末期に関する海外の判例
 7.手続き的公正性
  1)終末期ケアの合意形成
  2)医療を提供する人は代理判断者になれない
  3)倫理コンサルテーション・倫理委員会の役割
 8.事前指示
  1)事前指示が有用である理由
  2)事前指示使用にあたっての留意点
  3)よい事前指示書の書き方
  4)成年後見制度
第9章 自殺企図・自殺幇助と安楽死
 1.『患者の意思で延命治療を受けないこと』と『安楽死』『自殺幇助』の違い
  1)患者の意思で延命治療を受けないこと
  2)安楽死
  3)自殺幇助
  4)『患者の意思で延命治療を受けないこと(差し控え・中止)』と『消極的安楽死』との違い
 2.自殺幇助
  1)自殺幇助のケースA
  2)自殺幇助の弊害
 3.自殺企図
  1)ケースBおよびケースC
  2)自殺企図・自殺を予防するために
第10章行動コントロールの倫理
 1.身体拘束による行動コントロール
  1)拘束の弊害
  2)最小限の拘束
  3)尊厳と身体拘束
  4)拘束に関わる法律知識
 2.薬物による行動コントロール
  1)適切な薬物療法
  2)薬物療法と環境整備
  3)薬物療法によるその他の倫理問題
 3.日常生活の制限:運転免許の返上・料理の制限など
  1)「安全性」と「本人の自由に行動する権利」の対立
  2)リスク-ベネフィットアセスメント
  3)日常生活の制限は本人を含めたコミュニケーションが大切
  4)なにかを失った感覚を引き起こさせない方法で
 4.行動コントロールを減らすために
  1)行動障害の原因についての適切なアセスメント
  2)本人のQOLの改善および家族のQOLの改善
  3)社会的・環境的整備
 5.強制入院
第11章 高齢者虐待と守秘義務の解除(通報義務)
 1.守秘義務
  1)秘密と守秘義務
  2)自分に関する情報を自分でコントロールする権利
 2.個人情報保護法
  1)個人情報とは
  2)個人情報保護法
 3.高齢者虐待と守秘義務の解除(通報義務)
  1)虐待の種類
  2)虐待の悪循環
  3)通報の義務
 4.まとめ
おわりに
索引
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