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抗がん剤の曝露予防の定着に向けた現状と課題

電子書籍販売価格(税込):
1,100

商品コード:
10872_13
著者:
樽井亜紀子、田原 正恵、岡本 綾子、李 真由美、山崎 仁美、中野 妙子、高島 勉、工藤 新三
出版社:
癌と化学療法社 出版社HP
発行:
2013年
ページ数:
4ペ-ジ
ファイル容量:
3.83MB


閲覧対応端末:
電子書籍閲覧対応端末


閲覧可能台数:
3台(購入日より1年間ダウンロードが可能)


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内容紹介

Enlightenment for Prevention of Cytotoxic Drug Exposure―The Current Status and Future Prospect

要旨
 抗がん剤を取り扱う経験が乏しい看護師に2009年と2010年に曝露予防について2年にわたって院内集合研修を行った。
 調査対象は2009年度新入職看護師108名,2010年度入職2年目看護師111名うち日常業務において抗がん剤の調製を行っている研修生で,2009年度23名,2010年度21名であった。それぞれの研修後に曝露予防についてのアンケート調査を実施し,項目ごとに内容を検討した。
 2009年度研修前後の理解度の比較では,抗がん剤曝露の危険性を認識し,その予防対策についての知識の向上が認められる結果が得られた。しかし,2010年度の研修後では,曝露対策を「常に実践ができている」と回答した割合が低下を示しており,2009年度の研修で得た知識が,1年後の追跡調査において日常業務で行動に結び付いていないことが明らかになった。その理由として,経験年数の浅い研修生では部署内での発信力が弱く,知識は得られても実践に至りにくいことが考えられた。また,研修生からは防護用具などの必要物品が整っていれば実践可能であること,曝露予防についてのガイドラインの周知がされていないことなどの意見があった。
 現在の医療現場では,看護師によるベッドサイドでの抗がん剤の投与,管理は必要不可欠であるため,看護師は専門的知識に基づく技術でリスクを回避する必要がある。
 今後の課題として,① 抗がん剤の曝露に対して職種に限らず共通した知識をもち危険性を認識し,現在作成されている「がん化学療法ガイドライン」を有効に活用できるよう,経験年数の浅い看護師だけでなく多くの看護師に周知していくこと,② がん化学療法看護の専門知識を習得したスタッフが自部署において役割モデルになって発信をしていき,抗がん剤の曝露予防行動がとれるスタッフを増やしていくこと,③ 化学療法委員会による定期的なラウンドなど,多職種が協働して安全な抗がん剤の取り扱いが行えるように連絡・調整を行うことが必要である。

目次

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癌と化学療法 40巻11号 2013年11月号トップへ

【薬事レポート】

▶抗がん剤の曝露予防の定着に向けた現状と課題 樽井亜紀子ほか

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